News
お知らせ
【プレスリリース】「敬老の日」アンケート結果リリース配信
2025年9月17日

9月15日(月)の敬老の日に合わせて実施した、アンケート結果のリリース配信をおこないました。
@Pressをはじめ、複数のメディアで紹介されています。
うぇるねすで働く65歳以上の 『はたらくシニア約1000人』 に聞いた 「敬老の日」と「シニアのワークスタイル」意識調査
シニア人材と共にマンション管理員の代行事業を展開する株式会社うぇるねす(本社:東京都新宿区代表取締役会長兼社長:下田雅美)では、平均年齢70歳・全国3,780名のパートナーが代務員※1として活躍しています。日本では働くシニアが930万人※2と過去最多となる中、当社で働く65歳以上のシニア1,042人(男性915名、女性127名)を対象にアンケートを行い、はたらくシニアの「敬老の日」への意識と、ワークスタイルについて調査しました。
※1 当社代務員とは、管理会社の常勤管理員の休暇・退職などに伴い単発・長期で当該マンションの管理員として委託される代行管理員です。
敬老の日の対象年齢は平均で「78.9歳から」と認識
■「敬老の日」にお祝いされる対象年齢は平均「78.9歳」/敬老の日にお祝いされることについて約40%が「素直に喜べない」と回答 その理由は?
2025年9月の総務省の発表※2によると、65歳以上の高齢者は推計で3619万人と前年に比べて5万人減少した一方 、 働く高齢者は 21年連続で増加し 930万人と過去最多となっています。働く高齢者は、「敬老の日」をどのように捉えているのでしょうか。
うぇるねすで働く有職高齢者に実施した今回のアンケート調査では、「敬老の日にお祝いされる年齢は何歳くらいからと認識しているか」という質問に対しては、80~84歳と答えた人が最も多く(29.9%)、次いで75~79歳(20.1%)、70~74歳(17.3%)で、平均は78.9歳という結果になりました。仕事を持つ高齢者の多くは、後期高齢者を超えてようやく、「敬老の日」を祝ってもらう年齢になると認識していることがわかりました。
また、「敬老の日にお祝いされたいか」という質問に対し、「お祝いされたくない」と答えた人が18%、「あまりお祝いされたくない」が22%と、約4割がお祝いを素直に喜べないと感じていることがわかりました。その理由としては、お年寄り扱いされたくないという抵抗感や、「まだ自分は若いと自負している」「年齢を考えたくない」など、自覚と実年齢にギャップを感じている回答が多くみられました。「どちらとも言えない」という回答も約4割あり、「祝ってくれるのはうれしいけれど高齢者と自覚してしまう」という複雑な心境が見えました。
当社で働くシニアの約4割が2つ以上の仕事を組み合わせる「複業ワーカー」
うぇるねすでの仕事以外にも仕事をしているかを質問したところ、約4割(39%)が2つ以上の仕事を組み合わせていると回答しました。どのような仕事を組み合わせているかも質問したところ、同じマンション管理員業に携わる方が最も多かったですが、コンサルティングやIT業務を本業として「机に向かう仕事と体を動かす仕事でバランスをとっている」人、子どもたちの支援業務・教育関係など「社会貢献に携わる仕事」に従事する人なども多くいました。自分にあった仕事を組み合わせ、社会参画で生きがいをもち、健康を維持し、得たお金で生活を充実させるシニアの姿がみえてきました。
【1.はたらくシニア「敬老の日」に関する意識調査】
Q/「敬老の日」にお祝いされたいと思いますか?(N=979)
「お祝いされたくない」「あまりお祝いされたくない」と回答した人は合計で39%、「どちらとも言えない」と回答した人は43%という結果になりました。
お祝いされたくない理由としては、年齢にしばられず若々しくありたいという想いと、祝われることへの抵抗感がありました。また、お祝いされたい理由としては、人生や健康の評価となること、地域や家族とのつながりを感じられることが多くみられました。どちらとも言えない理由としては、「うれしい反面、老いを実感してしまう」という複雑な気持ちと、敬老の日が形式的になってきているという価値観の変化が挙がりました。
Q/「敬老の日」にお祝いされる年齢は何歳くらいからと認識していますか?(N=898)
敬老の日にお祝いされる年齢は、全体平均としては、78.9歳からと認識しているという結果になりました。
60代で「お祝いされる」と考える人はわずか7%にとどまっています。年代別に見ると、年齢を重ねるにつれてお祝いされる年齢の回答平均が向上しています。最も多かった意見は「仕事を引退してから」、次いで「そもそも敬老の日は必要ない」「年齢はあまり意識していない」、他には「年寄り扱いされたくない」など、年齢にしばられない意識の強まりが見られました。
2.はたらくシニア「ワークスタイル」に関する意識調査
Q/うぇるねすで働いている一番大きな目的は何ですか?(N=1040)
「健康のため」(34%)と答えたシニアが最も多く、「衣食住など生活費のため」(19%)、「社会参加のため」(15%)、「趣味・娯楽費のため」(14%)と続きます。シニアにとって「働くこと」は、経済的な理由だけでなく、健康維持や社会参加、生きがいの実現といった多面的な価値を持っていることが明らかになりました。
また、男女別でみると、男性は「趣味・娯楽費のため」と答える割合(男性15%>女性9%)と、「自由な時間があるため」と答える割合(男性11%>女性4%)が高く、逆に女性は「衣食住など生活費のため」と答える割合(男性17%<女性30%)が高いという結果になりました。
Q/うぇるねすの仕事をはじめてから、どのような変化がありましたか?
(複数回答可)(N=1035)
「社会とのつながりを感じるようになった」(48%)という回答が最も多く、「体が健康になった」(41%)、「仕事の楽しさを感じるようになった」(35%)、「精神面で健全・明るくなった」(21%)と続きます。住人とのコミュニケーションが重要であるマンションの管理業を通じて社会参加を実感している働き手が多いことが分かります。
男女別にみると、女性は 「社会とのつながりを感じるようになった」と答えた割合(男性46%<女性61%)と「仕事の楽しさを感じるようになった」と答えた割合(男性33%<女性44%)が高いことが分かりました。
Q/うぇるねすで仕事を始めた時、何歳まで働く予定でしたか?(何歳まで働けると思っていましたか?)(N=1001)男性878名・女性123名
Q/これから先、何歳まで働こうと思いますか?(何歳まで働けると思いますか?)(N=999)男性876名・女性123名
仕事を始めたときは平均78.5歳(男性78.7歳、女性77.7歳)でしたが、現在は平均81.1歳(男性81.3歳、女性79.7歳)に。うぇるねすで仕事を始めてから自信がつき、自分の働ける年齢が2.6歳もアップしています。
Q/うぇるねす以外でも仕事をしていますか?(N=1035)
39%の回答者がうぇるねす以外の仕事も行っている「複業ワーカー」という結果が出ました。うぇるねすを含めて3つの仕事を組み合わせているトリプルワーカーは「5%」、4つ以上の仕事を組み合わせている回答者も「1%」存在しました。
複業を行う理由も聞いたところ、おもに「社会との繋がりや貢献/収入増/趣味や生活費確保/収入を目的とせず生きがいのため/空き時間の有効活用」などの回答が寄せられました。
Q/(複業をしている回答者を対象に)うぇるねす以外にどのようなお仕事をされていますか?
うぇるねす以外に仕事をしている回答者に、どのような仕事をしているかを聞いたところ、うぇるねすと同業種の「施設・設備管理・清掃」が最も多い結果となりました。次いで「自営・専門職」「教育・スポーツ」と続きます。
「本業ではPCに向き合うデスクワークをしているため、身体を動かす仕事を選んでいる」といった健康面のバランスを意識した回答や、子どもの見守り・児童教室に携わる回答も見られました。社会貢献の意識が高く、できるだけ身体を動かしたいアクティブなシニアの姿が見えます。
意識調査概要
調査日
2025年8月
回答者
株式会社うぇるねす(下記会社概要参照)に登録し、代務員として働くシニアの方々
回答者年齢
65歳~90歳
回答者数
1,042名
‐男性915名(65~69歳131名/70~74歳318名/75~79歳343名/80~84歳114名/85~89歳8名/90歳1名)
‐女性127名(65~69歳30名/70~74歳49名/75~79歳41名/80~84歳6名/85~89歳1名)
回答者居住地
北海道・関東・中部・
アンケート手法
うぇるねすの業務で使用する、スマートフォンアプリにてアンケートを配信関西・中国・九州エリア